ラミュゼ de ケヤキ情報
by lamusee_de_keyaki
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求美住む(キュービズム)茶会
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出雲の陶芸家、安食ヒロさんがプロデュースしたユニークな茶会です。
事の始まりは、2007年の初め、大鼓の家元、大倉庄之助さんに私が「ねえ、肩のこらない楽しいお茶会がしたいのよ」ともちかけたことです。大倉さんは2〜3日後に電話をしてきて、いい人紹介するよ。と言って、なんと出雲から不思議な人を連れてきたのです。スマートな体つきででかい目、銀髪のおかっぱ。まるでパリのフジタみたいな、大正時代のモガ、モボみたいなおじさんがやってきました。彼はモニャモニャといんちきフランス語をしゃべって、「門」というタイトルの自分の陶芸の写真集をくれました。古代の遺跡を思わせる焼き締めの門、こんな巨大な建造物をどうやって・・・と思ったら、なんと小さい陶芸で、写し方で巨大に見えていたのでした。なるほど、面白いことをする人だな。と彼の遊び心に共感しました。
また彼の作品も私の好きな塩釉や楽になんとラスタで金彩を施したり、海で拾ったガラスの破片を埋め込んだり、と想像力がたくましく、まじめでないところがとてもいいのです。日本は陶芸の国でその歴史や技術が深い為、陶芸家はそれらに足を捕られて、自由な発想ができないことが多いのです。それに対して、アメリカやヨーロッパの陶芸家の発想は自由でいいのですが器として重すぎたり、唇を切ってしまいそうだったり、実用性が低いのが多いです。安食さんの器はさすがに日本人なので使い勝手を考えてあります。それでいて真面目な、「らく~」とか「やきしめ~」とかでなく不真面目でとてもいい。
(もっともその後、キュービズム茶会用に作ったキュービズム茶碗はどうやって飲むの~。という茶碗でそれがまた話題性に富んで面白かったですが。)

とにかくこの人に任せちまえば面白い茶会は画できるな、と確信して枕を高くして眠ることにしました。
時は過ぎて、夏、のんびりしていたら、安食さんのほうは、場所を何度も下見して、着々を計画を練っていらしてようで、それを聞かされてびっくりしました。
ケヤキの木の周りにインスタレーションで小屋らしきもの、(しかし青天井、天井はケヤキの枝と青空)をつくり、茶室は私の好きな絵をかける。その絵にあわせてふすまから茶碗、水差し、釜、茶杓、全部作る。銅鑼のかわりに大倉さんに鼓を打ってもらう。点心はすべて出雲の野菜、米で作る。。。。という壮大な遊びの図式ができあがっていました。
私は夏の間、ピエール・バルーコンサートの企画で頭が一杯で、「よし、安食、頼んだぜ」。とばかり何の手助けもしませんでした。
あれよあれよというまに時はすぎて茶会の一週間前、出雲から引越し便が届きました。単身赴任便が2個も!!
安食さんは100人分の食器を作り、出雲の水、出雲の酒、米、盆に碗にぞうりにありとあらゆる茶会に必要な道具(これほど多くの物が必要とは!!)を全て送ってきたのでした。

当日秋晴れの空の下、続々と美しい着物の女性軍がお手伝いに現れ(総勢30名)出雲からやってきた菓子職人が出雲の栗を練って栗金時を作る傍ら、出雲のアワビが空輸便で届いたそばから酒蒸しにして、まさに戦争状態、出雲オンパレード。11時からはこれまた着物のお客様方が15人ずつのグループで入ってこられました。まずは点心、そして和室での濃い茶、最後は庭のインスタレーションの中で薄茶。そのルーティーンで、1弾目のグループが濃い茶席に行くとき2弾目のグループが点心席、濃茶席から薄茶席に移ったらまた次のグループは入る、というめまぐるしい展開で、なんと5グループ75名に飛び入り何名かを加え、約100人の方にキュービズム茶会を楽しんでもらえました。

このように描くとただ忙しい感じがしてしまいますが、大倉さんが庭で白い羽織袴を付け、大鼓を打ち始めたとき、時間は止まって、突然、天と地が直結した永遠が現れました。ちょっと宗教じみて申し訳ないのですが、神道的世界というか、この新宿の真ん中で秋の日を浴びて茶を立てること、全く面識のない人々が茶会の為に着物を着て集うこと、でもそんなことはぜんぜん大事じゃあなくて、ただ地面があって、人がいて、空がある。という実にシンプルな事実が裸にされて、そんなことを気づかせてくれる。それで全てに突然意味が与えられたような、神聖な時間でした。
(あつこ・バルー)
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by lamusee_de_keyaki | 2007-10-11 00:27 | L'AMUSEEの活動記録
キャバレー新宿in France(海外公演)
@フランス各地14カ所
出演:レ・ロマネスク、日比谷カタン、桃梨、マイア・バルー

http://www.myspace.com/cabaretshinjuku
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by lamusee_de_keyaki | 2007-10-01 00:25 | マイア・バルー